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渡邉 憲夫; 石神 努; 樋川 道弘*; 堀井 英雄*; 飛岡 利明
JAERI-M 82-215, 107 Pages, 1983/01
WASH-1400の公刊以来、システムの信頼性評価にフォールト・ツリー解析が多用され、その定量評価には故障率のメディアン値や平均値などを用いて点推定する簡便法が使用されることが多い。これは、点推定値が故障率の誤差などの伝播を考慮して得られるシステム・アンアベイラビリティの累積確立分布の各点にほぼ対応すると想定しているからである。本解析では、5種のフォールト・ツリーを選び、FTA-Jコードシステムで点推定及び誤差伝播解析を行なった。その結果、メディアン値による点推定はシステムの信頼性を実際より高く推定するが、平均値も用いると分布の平均値特性をよく表わし、上限値を使うと誤差を考慮した場合より保守的となることが判った。今後誤差伝播を考慮した不確実さ解析を行なわずに点推定でシステム・アンアベイラビリティを求めるには、平均値を採用することが望ましい。